春の高鼻川歩き

4月26日、子どもたちのお気に入りの川、高鼻川に行きました。
ちょっと疲れ気味の心身に、元気をもらいました。
まちの中の自然な空間、とても貴重なものです。

子ども6名、大人2名でスタート。残念ながら、まどかちゃんは、山登りの途中で、ケガをしてしまい、スタート直後くらいにリタイアとなりましたが、初めてのケガの体験も、まどかちゃんを強い子にしてくれたようです。

ここからは、塚本さんのレポートです。
宇多野高鼻町の山間をぬって流れる高鼻川に沿って、山道や谷合を歩くのは十数年前から7、8度、その内で子どもたちとは5回目となります。この40年程の山里や街の大きな変化の中で(数年前にはスタート地点の西隣りには巨大なゴミ処理場が出来ましたが‥)、この場所とコースはほぼ変化も無く、手近に在る自然の山と川で、変化と言えば出会う人が次第に多くなって来たことでしょうか。
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この日も好天に恵まれ、山中はわずかに肌寒くて、叢も少し硬く、夏に重ならない初春を感じる事ができました。

水はまだ冷たくて、魚や沢蟹の姿も見えず、ここ数日間の雨の影響で、珍しく水量も有り、流れの音も心地よかったです。

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川を縫う様に細い山道が続き、山肌の急斜面には所々に人の手で付けられた丸木数本での渡しも在り、スリルも有りました。この山の中腹、川に沿う林道の中程に、空が開けた広場が有り、そこでお昼の食事休憩にしました。昼からは少し下流に戻り、他の谷合からの合流地点で、水質調べてと生き物探しなど、半時間程を川で過ごしました。水は冷たく水質は最高、まだ生き物の姿は無くて、かろうじてきれいな水に住む4種類の昆虫の小さな幼虫が見つかっただけでした。
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その後に、この山の分水嶺となる峠に向かいました。峠に近づくにつれて川が次第に細くなって、遂には無くなる高鼻川の始まりがありました。
途中、山肌から染み出す水が至るところで林道を濡らしていました。澄んだ山の気の中で、まだ馴れない、でも時折り驚くほど上手な鶯の鳴き声が、他の鳥の声とともに、心地よい安らぎを与えてくれていました。

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峠では空が開けて視界が広がり、薄く青い春の空には雲も無く、ぽっかりと長閑でしたね。峠から次につながる山の面も新緑いっぱい、その一カ所に、絵にも言えない美しいピンクの花の木が、際立って存りました。

みんなは当然のように小1時間ほど、それぞれ自由に充分過ごし、そして帰り支度の合図で戻り始めました。三々五々に日頃の思いを話し合ったり、また子どもたちは石を拾って、生き物などを連想して競い合ったり、また他の石に狙いをつけてぶつけてみたりと、目的も無く、でもそれが目的なんですが、所々の危険を注意もしながら、スタート地点に近づいてゆきました。

この西山も、大きくは何十万年以前の遥かな昔の地殻変動から、その後の変化も重ねて造山活動が在って、永い年月を経て現在に到ったのでしょう。その時のマグマの地表でのさめ方で色々な種類の岩石と様々な結晶が現れ、それとともに他方では堆積岩も現れて混在しています。

山道の途中の、遥か下に高鼻川が流れる谷を見下ろせ、周りを山々に囲まれた見晴らしのよい場所では目前の小高い姿のいい山が夕暮れ前の明るい光の中で、実に萌えていました。輝くでもなく、燃えるでもない、新な草木の勢いの力、静寂さの中の大きくおおらかな生気、感動に近い自然の姿でした。

「また来たい!」が自然に近い子どもたちの素直な声でした。

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塚本レポートより、komaru編集



by kodomo-mizu-machi | 2010-05-23 15:00 | 活動報告

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